3Dルールブックができるまで

“3Dルールブック”ができるまでには

こんなに長い道のりがあったのです。


■モーションキャプチャシステムを利用して基本動作の動きを収録■

写真は新体操のモーションデータ収録の様子です。

立命館大学アート・リサーチセンターにある光学式モーションキャプチャシステム をお借りして、
現役の新体操選手の動きを収録しました。
左:百瀬仁美さん(2004年) 右:三溝明日香さん(2006年)


頭のてっぺんからつま先まで、約45個のマーカーを付けてあります。
これを複数のカメラで撮影することでマーカーの3次元位置を取得します。

今回は新体操なので、手具にもマーカーを付けて収録しました。
手具にマーカーを付けると、こんな感じ。



■3次元アニメーションを取得■

赤外線カメラを利用すると、マーカーの位置だけ撮影できます。

上の図を見ると、なんとなく人間の姿に見えるでしょ?

この点一つひとつが、3次元での位置座標を表しています。



■CGキャラクタを作る■

先ほどの点のアニメーションにCGキャラクタに当てはめると、
こんな感じ。


3次元データなので、色々な角度から見ることができます。


衣装の変更も簡単にできます。


手具をCGで作ると、
こんな感じ。

手具のデータはまだ編集途中です・・・気長にお待ちください。



■Web3D技術を用いてインタラクティブ機能を追加■

Web3Dとは、Web上で3DCGを表示する技術で、3DCGを対話的に操作することができます。

今のところ、視点の変更、アニメーションの再生制御、衣装の変更、注意点表示ができるよう になっています。


今後は、手具を使った動きや個人演技のCG作品などを増やしていく予定です。

乞うご期待!


MOTION LABでは、新体操の実演をしてくれる現役選手を募集しています。

特に今回ルールブックに収録されていない動作ができる人!

基本動作を忠実に実演できる人、演技を3Dデータとして残したい人など、

興味がありましたら是非ご連絡ください。




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